人形劇俳優・演出家 / Puppet Show Actor & Director
平 常
1981年10月28日生まれ
北海道札幌市出身
ひとり芝居と人形劇を融合させた独自の表現方法を確立。
脚本・演出・音楽・美術も手掛ける。
何十もの役柄が一度に憑依する、目を疑う妙技。
幾多のファンタジーを紡ぎ出す、唯一無二の芸術家。
人形劇を“年齢を問わない全ての人の文化に”と、大人の観客限定作品から赤ちゃんのための公演まで、幅広いレパートリー20作品以上を各地で上演。
ミュージカル「オズの魔法使い」は大型人形劇作品として、新国立劇場中劇場など全国の大ホールを巡回上演中。
「毛皮のマリー」で日本人形劇大賞銀賞を最年少で受賞し、子ども向けのオリジナル作品「お花のハナックの物語」が厚生労働省より表彰されるなど多数受賞する。
国内のみならず、海外からの招聘も受けてドイツ・アメリカなど各地で上演、賞賛を受けている。パレスチナでは日本人アーティストとして初めてとなる公式巡回公演を成し遂げ、現地の観客を熱狂させた。
豊かな表現力と類稀なる演じ分けで観る者の心を揺さぶり、全身を使ってのダイナミックなパフォーマンスに加えての圧倒的な操演技術は、劇世界を確かなものとしている。芸術的で創造性溢れる演出とメッセージ性の高い作品の世界観が、多くの支持を得て全国各地にファンを獲得。「人形劇の常識と概念を覆す鬼才」として、各界からの注目を集めている。
これまでに発表されたほぼ全ての作品がレパートリーとして再演を続け、今尚進化を遂げている。今後も様々な作品の発表や、他ジャンルアーティストとのコラボレーションを予定するなど、更なる文化の発展と向上のため、飽くなき探求を重ねながら終わりなき挑戦を続ける。
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バイオグラフィー
- 1981年
- 北海道札幌市に生まれる。人形を片時も離さない幼少時代を過ごし、日々人形劇を創作する。
- 1993年
- 12歳のときに、ひとり人形劇「どんぐりとやまねこ」で舞台デビュー。
- 2001年
- 活動の拠点を東京に移し「ジョウズグループ」を設立。
- 2004年
- 「毛皮のマリー」で日本人形劇大賞銀賞を最年少(当時23歳)で受賞。
- 2008年
- (財)地域創造「平成21年度・演劇ネットワーク事業」の巡回アーティストに選出される。以後、長期に渡って全国各地の学校を訪問してのアウトリーチ活動や、各地の劇場で様々な演目の公演を行う。
- 2009年
- 自身のオリジナル作品、ダンボール人形劇場「お花のハナックの物語」が、厚生労働省児童福祉文化賞・特別推薦作品に選ばれる。
- 2010年
- 新国立劇場中劇場にてミュージカル「オズの魔法使い」公演。以後、同劇場での再演、全国への巡回公演を行う。この年より、東京での公演の本拠地を新国立劇場として、様々な演目を上演し続けている。
- 東京都・東京都西新宿に自身の専用劇場となる「THEATER JO(シアター・ジョウ)」をオープン。定期的に様々な作品の上演やワークショップを開催。
- 2011年
- 新国立劇場にて「毛皮のマリー」公演。以後、同劇場での再演を重ね、全国各地を巡回。
- スタジオジブリ企画・日本テレビ主催「フレデリック・バック展」での特別イベントを演出。東京都現代美術館にて「木を植えた男」朗読劇を上演。
- 銀座三越での展覧会「メアリー・ブレア」での特別イベントを演出。「I CAN FLY ~わたしはとべる~」読み聞かせパフォーマンスを上演。
- KAAT神奈川芸術劇場のオープニング・ラインナップとして水上勉原作「はなれ瞽女おりん」の脚本・演出・美術・音楽・人形操演を担当。後に新国立劇場中劇場にて再演。全国各地を巡回。
- 国際交流基金と外務省の主催により、パレスチナを公式に巡回する初の日本人アーティストに選ばれる。歴史的快挙となる文化交流を成功させた。
- 2014年
- 東京文化会館主催「王女メディアの物語」にて脚本・演出・美術・人形操演を担当。音楽監修にセバスティアン・マルク氏(仏)を迎え、古楽アンサンブルとのコラボレーションを行う。後に、新国立劇場にてツアープロダクションとしての初演を迎える。
- 2016年
- 東京文化会館主催「Hamlet ハムレット」にて脚本・演出・美術・人形操演を担当。音楽構成・演奏にチェロ奏者の宮田大氏を迎え共演。
- 2018年
- ポケットシアター「青い鳥」が、浜松市いなさ人形劇まつり・おもしろ人形劇大賞を獲得。翌年には史上初となる連続受賞を果たす。
- 2019年
- 東京文化会館主催「SALOME/サロメ」にて脚本・演出・美術・人形操演を担当。音楽監督にチェロ奏者の宮田大氏を迎え、チェロ・ハープ・オーボエ・コントラバスの混合四重奏とのコラボレーションを行う。後に、いわきアリオス(福島県いわき市)にてツアープロダクションとしての初演を迎える。
- 2020年
- 東京文化会館主催・歌劇「400歳のカストラート」(主演:藤木大地/朗読:大和田獏・大和田美帆)にて、脚本・演出・美術を担当。この公演を皮切りに、自身の出演しない舞台の演出も多数務める。
活動理念
人の心の計り知れない豊かさ、
命の輝きを表現する創造作品を提供し、
人々が未来を信じ、生きる糧となる芸術の
普及と推進に寄与する。