エリック ~オペラ座の怪人~
作品概要
主人公エリック(オペラ座の怪人)の生涯に焦点を当て、その生誕から永眠までの壮絶な人生を描く衝撃作品。
主人公のみ人形によって演じられ、その他の全てのキャラクターはたいらじょう自身の演じ分けによって進行する。
極めてシンプルな舞台演出が、観る者の想像力を刺激し、あらゆる情景を映し出してゆく。
超絶的な演じ分けと主人公エリックの苦悩に満ちた演技が必見。
上演時間:約2時間30分(休憩含む)
ストーリー
骸骨さながらの姿で生まれた主人公エリックは幼いときから仮面を付けて生活をしていた。
少年の頃から見せ物小屋を転々とした後、やがて建築家となったエリックはペルシャ、トルコと住まいを変えた後、パリの街に住み付く。
新たに建設されるパリ・オペラ座の基礎工事を任されることになったエリックは、オペラ座の地下に自らの住まいを設ける。
オペラ座完成後、劇場内を行き来するエリックの姿を見た人々が、オペラ座には幽霊が居るという噂を巻き起こすようになる。そのことを愉快に感じたエリックは、やがてオペラ座を支配するようになってゆく。
そんな折、合唱団員のひとりであったクリスティーヌにエリックは一目惚れをし、彼女の楽屋に忍び込み、エリックとクリスティーヌの密かな歌の稽古が始まる。やがて、エリックの愛は狂気的なほどに激しさを増し、その頃からオペラ座では恐ろしい事件が次々と巻き起こされてゆく。
エリックの生誕から永眠までの壮絶な人生を描く物語。エリックが死の縁に見付けた真実とは何か…。
スタッフ
原作:ガストン・ルルー
脚本・演出・美術・人形操演:たいらじょう
演出補:輪嶋東太郎
人形制作:川口新 人形劇団プーク 松尾達
経歴
初演:2013年1月
ツアー初演:2015年1月