セロ弾きのゴーシュ
作品概要
セロを弾くのが苦手な主人公ゴーシュ役をたいらじょう自らが、そのゴーシュの家に毎夜訪れる様々な動物達を人形が演じる。
愛らしく愉快な人形達の演技と、生身の人間の演技が見事に融合。動物達との交流を通して変化してゆくゴーシュの心情が丁寧に描かれる。
音楽物語でありながら劇中に音楽や効果音は一切流れず、奏でるセロの音色や楽団の演奏の様子は全てたいらじょうの超絶的なスキャットによって表現される。
2014年より上演されている新演出版では、ゴーシュや動物の衣裳が全てチェック柄で統一されており、ポップな美術表現もこの作品の魅力である。
上演時間:約50分(休憩なし)
スタッフ
原作:宮沢賢治
構成・演出・美術・人形操演:たいらじょう
美術制作:古田七瀬 たいらじょう 他
経歴
初演:2004年7月
新演出初演:2014年9月