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小学校高学年~大人向け

曾根崎心中

作品概要

東洋のシェイクスピアと称される、近松門左衛門の名作「曾根崎心中」。文楽を中心に愛され続けてきた本作が、現代人形劇とクラシック音楽とのコラボ―レーションによって鮮烈に蘇る。ヴィオラに田原綾子、アコーディオンに大田智美を迎え、哀愁漂う魅惑的な旋律が劇場に響き渡る。

過去の東京文化会館での上演作品…「ハムレット」、「サロメ」、「ピノッキオ」における圧巻の演奏もさることながら、見事な楽曲チョイスで聴衆を驚かせた宮田大が、今作では「選曲」として参加。抜群の選曲センスはこの作品に強烈な深みを与えた。既存のクラシック音楽と日本の古典文学を融合させることで、新たに想像力が刺激される。

また、平常の舞台作品としては珍しく、自身以外の舞台美術家を創作に迎えた。国内外のあらゆる舞台で圧倒的な才能を発揮している松生紘子が、本作に舞台美術家として参加し、創造的で美しい劇世界が舞台に出現した。最高峰のクリエイティブスタッフの集結によって実現した新たな近松の世界。

儚くも熱い恋の物語…
初演から320年の時を経て描かれる革新的な舞台芸術。

現代に轟く江戸の魂…
忘れられない極上の劇場体験をあなたに…

上演時間:約90分(休憩なし)


スタッフ・出演

原作:近松門左衛門
脚本・演出・人形操演:平常

ヴィオラ(生演奏):田原綾子
アコーディアオン(生演奏):大田智美

黒衣:牛頭奈緒美、新井彩冬実

選曲:宮田大
音楽監督:矢野雄太
編曲:山本清香

舞台美術:松生紘子
人形美術・衣裳:平常
照明:大島祐夫(アート・ステージライティング・グループ)
舞台監督:浅沼宣夫(ザ・スタッフ)
演出助手:伊奈山明子


経歴

初演:2023年12月 東京文化会館
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館